天照大御神様って、本当は男の神様なの?女の神様なの?🤔
私がもう10数年前にお世話になっていた女性(神様と話せる霊能力者)に天照さまは、女神ではなく「男性」だよ!そして話し方はとてもユックリで和歌を歌うように話すからとても時間がかかるし解りにくいのと笑いながら説明してくれました!?
当時の私には「えぇ~そうなんだぁ~」という感想しかなかったのですが、心の中では女神様ではなく男神様なんだよ~と立証できない裏付けの説明ができないもどかしい気持ちできました。
しかし天照さまを女神ではなく男神として扱う事柄を見るたびに、いつか立証というか説明が出来得る裏付けが取れたらと考えていたのですが、やっとご説明ができる程になりましたので記事にしてみました。
天照大御神の正体について – 「ホツマツタヱの解釈による壮大な物語」
そもそもの疑問:天照大御神は男神?女神?
一般的に知られていること
- 普通の認識:天照大御神は女の神様として信仰されています
- 『ホツマツタヱ』という古文書:同じ神様が「アマテル神」という男の神様として書かれています
- 大きな謎:なぜ同じ神様なのに、性別が違って記録されているのでしょうか?
女神とされる理由と、それに対する疑問!?
女神だと言われる根拠
名前から:「オオヒルメムチ」の「メ」という字が、昔は女性を表していました
古事記の記述:弟のスサノオから「姉ちゃん」と呼ばれています
活動内容:機織りなど、女性らしい仕事をしている場面が描かれています
でも、ちょっと待って!おかしくない?
- 陰陽の考え方:太陽は「陽」で男性的なもの。月が「陰」で女性的なものとされています
- 世界を見渡すと:他の国の太陽の神様は、ほとんどが男の神様です
- 天皇家の謎:天皇家は男系で続いているのに、その大元が女神というのは変じゃないでしょうか?
- 祇園祭の描写:実は男性の姿で描かれているんです
持統天皇が変えた?その説を検証してみよう
よく言われる説
持統天皇(女性の天皇)が、自分が女性であることを正当化するために、男の神様を女の神様に変えたのでは?
でも、この説には問題が…
- 持統天皇の人柄:とても優秀で現実的な人。そんな無茶はしなさそう
- 後継者への思い:次の天皇に考えていたのは男性(息子や孫)でした
- 時期的な問題:『日本書紀』ができたのは、持統天皇が亡くなってから10年以上後のこと
『ホツマツタヱ』が語る真実
アマテル神ってどんな神様?
生まれ方 | 富士山で、卵のような不思議な姿で誕生 |
名前 | 「ワカヒト(若人)」という、明らかに男性の名前 |
性格 | とても勇敢で、冷静な判断ができる立派な統治者 |
結婚 | セオリツ姫という女神様を正妻に迎えました |
アマテル神の勇敢すぎるエピソード
裏切り者との戦い
『ホツマツタヱ』では、アマテル神は数々の戦いで最前線に立つ、とても勇敢な神様として描かれています。
白人(しらひと)と国民事件:絶対にやってはいけないタブーを犯した悪人たちが現れた時
モチコ・ハヤコ姉妹の陰謀:正妻の座を狙って国家転覆を企てた姉妹との戦い
ワレ対戦:心のねじ曲がった人々が日本中に広がった大きな戦争
これらの戦いで、アマテル神は常に最前線で戦い、冷静な判断で問題を解決していく、とても頼もしいリーダーとして描かれています。
「ワレ対戦」について詳しく説明いたします。
ワレ対戦とは
ワレ対戦とは、『ホツマツタヱ』に記録されている古代日本の大規模な内乱のことです。
「ワレ」の意味
- 「ワレ」 = 心がねじ曲がった人、自分勝手な人
- 現代でいう「我(が)が強い」「我欲にまみれた」という意味
- 社会の秩序を乱す悪人たちの総称
戦いの背景
なぜ起こったのか
- 社会の乱れ:正しい教えが忘れられ、道徳が失われた
- 欲望の拡大:私利私欲を追求する人々が増えた
- 秩序の崩壊:国の決まりや伝統を無視する者が現れた
- 感化の拡散:悪い考えが日本全国に広がった
アマテル神の対応
- 最初は教育と説得で解決しようとした
- しかし「ワレ」たちは聞く耳を持たなかった
- 最終的に武力による鎮圧が必要になった
戦いの特徴
規模の大きさ
- 全国規模:日本各地で同時多発的に発生
- 長期間:短期間では解決できない大きな戦い
- 根深い問題:単なる政治的対立ではなく、価値観の根本的な対立
アマテル神の戦い方
- 最前線での指揮:自ら戦場に立って指揮を執った
- 冷静な判断:感情的にならず、戦略的に対処
- 最小限の被害:必要以上の破壊は避けた
- 根本解決:表面的な鎮圧ではなく、根本的な解決を目指した
現代への教訓
この戦いが示すもの
- リーダーシップの重要性:真のリーダーは困難な時こそ前に立つ
- 道徳教育の大切さ:社会の基盤は人々の心の在り方
- 予防の重要性:問題は小さいうちに対処すべき
- 信念を貫く勇気:正しいことのためには戦う覚悟も必要
「ワレ」の現代的意味
現代でも「ワレ」のような人々は存在します:
- 自分の利益だけを考える人
- 社会のルールを無視する人
- 他人への思いやりを失った人
- 欲望に支配された人
まとめ
ワレ対戦は、アマテル神が直面した最も困難な試練の一つでした。この戦いを通じて、アマテル神の:
- 勇敢さ:どんな困難にも立ち向かう勇気
- 知恵:複雑な問題を解決する判断力
- 慈愛:敵でさえも根本的に救おうとする心
- 責任感:国と民を守る強い使命感
が示されています。
だからこそ、そんな勇敢で立派なアマテル神が、弟のちょっとした騒動で引きこもるという従来の「天岩戸神話」の解釈に、大きな矛盾を感じるのです。
『ホツマツタヱ』の記述が正しければ、アマテル神は最後まで勇敢に戦い続けた偉大な統治者だったということになります。
毅然とした態度
弟のスサノオが暴れた時も、アマテル神は
- 怒りに任せて感情的になることなく
- 毅然とした態度で
- 正論を持って弟を説得しようとしました
まさに立派な統治者の姿そのものです。
天岩戸事件の本当の真相
今までの解釈のおかしなところ
ここが最大の謎です!
あんなに勇敢で、どんな戦いでも最前線に立ち、冷静に問題を解決してきたアマテル神が、弟のちょっとした騒動で部屋に引きこもってしまうなんて、性格的に全くおかしいですよね?
これまでの行動を見れば:
- 国家転覆の陰謀 → 毅然と対処
- 大規模な戦争 → 最前線で指揮
- 様々な危機 → 冷静に解決
なのに、弟が暴れただけで引きこもる?絶対におかしいです!
実は、とんでもない真実が隠されていました
- スサノオの暴挙:セオリツ姫の妹を殺し、アマテル神と激しく対立
- 衝撃の結末:アマテル神は、実はスサノオに殺されてしまったのです
- 「岩戸隠れ」の本当の意味:昔の日本では「お隠れになる」=亡くなることを意味していました
つまり、引きこもったのではなく、殺されてしまったのです!
古い歌に隠された暗号を解読
謎の歌詞
かぐの木の 枯れても匂いしれても
よやあが妻 あが妻 あわや
しお折れても よや あが妻 あわや
かぐの木とは何か

一般的な解釈
「かぐの木」は「橘」(たちばな)という解釈が最も有力です。
なぜ橘なのか?
- 香りの特徴
- 橘は非常に香りが強い果樹
- 「かぐ」= 「香ぐ」(香りがする)
- 花も実も葉も、すべてが芳香を放つ
- 古代日本での位置づけ
- 神聖な木として扱われていた
- 不老不死の象徴とされていた
- 皇室との深い関わりがある
橘の神話的意味
古事記・日本書紀での橘
- 田道間守(たじまもり)が常世の国から持ち帰った「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」
- これが橘の実とされている
- 不老不死の霊薬として描かれている
象徴的意味
- 永遠性:常緑樹で一年中緑を保つ
- 神聖性:神々の世界と関わりが深い
- 生命力:強い香りは生命力の象徴
- 高貴性:皇室の紋章にも使われる
ホツマツタヱでの「かぐの木」
富士山との関連
かぐの木の 枯れても匂いしれても
この歌での解釈:
- 「かぐの木」= 富士山の神木
- 富士山は神聖な山
- そこに生える特別な橘の木
- 男神(アマテル神)の象徴として使われている
- 「枯れても匂い」の意味
- 橘は枯れても香りが残る
- 死んでも影響力が残ることの比喩
- アマテル神が亡くなっても、その徳は永続する
橘以外の可能性
他の候補
- 桂(かつら)
- 「かぐ」が「桂」の古い読み方という説
- 月の世界の神木とされる
- しかし香りの点で橘より弱い
- 樟(くすのき)
- 強い香りを持つ
- 神社によく植えられる神木
- しかし「かぐ」という音との関連が薄い
なぜ橘が最有力なのか
- 音韻的一致:「かぐ」= 香ぐ
- 神話的背景:古事記・日本書紀との一致
- 象徴的意味:男性性・永続性・神聖性
- 実際の特徴:強い香り、常緑性
現代に残る橘の痕跡
皇室との関わり
- 右近の橘:紫宸殿の右側に植えられる
- 左近の桜と対をなす
- 橘は変わらぬもの、桜は移ろうものの象徴
文学での表現
- 万葉集にも多数登場
- 香りの象徴として詠まれる
- 永遠性の象徴として使われる
歌全体の意味の再解釈
かぐの木の 枯れても匂いしれても
よやあが妻 あが妻 あわや
しお折れても よや あが妻 あわや
橘説に基づく解釈
- 「かぐの木」:富士山の神聖な橘 = アマテル神
- 「枯れても匂い」:アマテル神は死んでも、その徳(香り)は永続する
- 「あが妻」:セオリツ姫への呼びかけ
- 全体の意味:夫(アマテル神)は亡くなったが、その影響は永続し、妻(セオリツ姫)がそれを受け継ぐ
まとめ
「かぐの木」= 橘という解釈が最も妥当です。
なぜなら:
- ✅ 音韻的に一致(かぐ = 香ぐ)
- ✅ 神話的背景がある(古事記・日本書紀)
- ✅ 象徴的意味が適切(永続性・神聖性・男性性)
- ✅ 実際の特徴が合致(強い香り・常緑性)
この解釈により、アマテル神の死と、その徳の永続、そしてセオリツ姫による継承という物語の構造が、より明確になります。
「橘」の香りのように、真の指導者の徳は、その人が亡くなった後も長く人々の心に残り続けるという、深い教えが込められているのかもしれませんね。
暗号の意味
「かぐの木」 | 富士山の木=男の神様(アマテル神)のこと |
「枯れても匂い」 | 男の神様は死んでしまったけれど、女の神様(セオリツ姫)がまだいる |
「あが妻」 | 天の妻=アマテル神の奥さん(セオリツ姫)への呼びかけ |
歌全体の意味 | 男の神様は亡くなったけれど、女の神様が引き継ぐよ、という継承の歌 |
セオリツ姫ってどんな神様?
- 『古事記』や『日本書紀』には全く登場しない、謎に包まれた女神様
- でも「大祓詞(おおはらえのことば)」という重要な祝詞には、罪や穢れを清める大切な神様として登場
- 水に関する神様として、昔から日本全国で信仰されていました
各地の神社に残る証拠
1. 広田神社(兵庫県)
天照大御神の荒魂(あらみたま)として祀られています戦争前
セオリツ姫が神様として明記されていましたつまり
荒魂=セオリツ姫の可能性が高いです
2. 伊雑宮(三重県)
- 古い記録:「浜津姫神は天照大御神の分身である」と書かれています
- 解釈:浜津姫=セオリツ姫=天照大御神の一部ということです
3. 伊勢神宮荒祭宮
- 『倭姫命世記』:荒祭宮の神様の別名がセオリツ姫だと、はっきり書かれています
明治時代に何が起こったか
- 政府の方針転換:セオリツ姫を祀ることを禁止しました
- 名前のすり替え:「弁財天」や「市杵島姫」という別の名前に変更
- 狙い:国をまとめるため、天照大御神を唯一の神様として祭り上げる政策

結論:天照大御神の本当の正体
驚きの真実
天照大御神 = アマテル神(勇敢な男神)+ セオリツ姫(慈愛深い女神)が一つになった神様
何が起こったのか
もともと:勇敢な夫と慈愛深い妻の神様として一緒に国を治めていました
悲劇的な事件:勇敢なアマテル神がスサノオに殺されてしまいました
引き継ぎ:セオリツ姫が一人で統治を続けました
神話化:時が経つにつれ、二柱の神様が一柱の神様として記録されるように
性別の謎:勇敢な男神と慈愛深い女神の両方の要素を持つため、混乱が生まれました
この発見が教えてくれること
古代日本の知恵:勇敢さと慈愛、男女が協力して国を治めていた「痕跡神道」の心
神道の心:戦いの勇敢さと、許すことの慈愛を併せ持つ宗教の本質現代への メッセージ
現代への メッセージ:強さと優しさ、多様性を受け入れる日本古来の精神を思い出そう
天岩戸伝説の本当の意味
繊細な女神が引きこもった話
勇敢な男神の死と、慈愛深い女神による継承の物語
⚠️ 大切な注意点
この解釈は『ホツマツタヱ』という古文書を基にしていますが、この文書については「江戸時代に作られた偽物では?」という学者さんたちの意見もあります。まだ学問的にはっきりと証明されたわけではないことを、理解しておいてくださいね。
でも、各地の神社に残る記録や伝承を見ると、とても興味深い一致点がたくさんあることも事実です。そして何より、勇敢なアマテル神が単なる騒動で引きこもるという従来の解釈の矛盾を、この新しい解釈がきれいに解決してくれることに、大きな意味があるのではないでしょうか。
✨古代の日本に、こんな壮大で深い物語が隠されていたかもしれないと思うと、とてもロマンを感じませんか?
天照大御神と天照大神の違い – 実用的な使い分けガイド
天照大御神と天照大神の違いとは?🤔
「天照大御神」と「天照大神」って何が違うの?どっちが正しいの?
結論:どちらも正しいが使い分けがある
天照大御神(あまてらすおおみかみ)と天照大神(あまてらすおおかみ)は、どちらも同じ神様を指していますが、敬語のレベルや使用場面が異なります。
文字の違いを詳しく見てみよう
天照大御神「御」がある
天照大御神「御」がない
それぞれの特徴と意味
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
🎌 特徴
- 「御」が入っている = より丁寧で敬意を表す表現
- 神道の正式な祭祀や公式文書でよく使われる
- 伊勢神宮などの神社での正式な呼び方
- より格式高い表現
📝 使用場面
- 神社での祝詞(のりと)
- 正式な神道の儀式
- 公式な宗教文書
- 格式を重んじる場面
天照大神(あまてらすおおかみ)
✏️ 特徴
- 簡略化された表現
- 一般的な文書や日常会話でよく使われる
- 古事記や日本書紀でも使われている
- より親しみやすい表現
📚 使用場面
- 学術書や研究書
- 一般向けの書籍
- 日常会話
- 新聞や雑誌
歴史的な使い分けを見てみよう
古典文献での使用例
文献名 | 使用表記 | 特徴 |
---|---|---|
古事記 | 「天照大御神」「天照大神」 両方使用 | 場面によって使い分け |
日本書紀 | 「天照大神」 主にこちらを使用 | 簡潔な表記を好む傾向 |
延喜式 | 「天照大御神」 格式を重視 | 神道の正式儀礼書 |
地域や宗派による違いはある?
🗾 地域差について
基本的に地域による大きな違いはありませんが、以下のような傾向があります:
- 伊勢地方:伊勢神宮の影響で「天照大御神」が多用される
- 関西地方:古典文学の影響で両方使われる
- その他の地域:特に大きな偏りはない
⛩️ 神社による違い
伊勢神宮 | 公式には「天照大御神」を使用 |
神明神社 | 多くが「天照大御神」を使用 |
学術機関 | 「天照大神」を使用することが多い |
🌅 まとめ 🌅
天照大御神は、勇敢な男神と慈愛深い女神が
ひとつになった、とても深い意味を持つ神様だったのかもしれません。
強さと優しさ、両方を大切にする
日本人の心を表しているのではないでしょうか。
やはり陰陽は統合された姿が最終形態なのかもしれませんね。
男性の心も女性の心も双方を理解できる、それが本当の強さや優しさを意味するのかもしれません。
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