ライちゃんと師匠が学ぶ、古今の「声を聞く力」 — 聖徳太子と多聞天の教え

おはようございます=^_^= 今日も雷神ちゃん（ライちゃん）と師匠の対話から、新しい学びが生まれました。今回のテーマは、現代のSNSで感じる孤独や偏りと、古来から伝わる「声を聞く力」です。

エコーチェンバーとは？

まず、少し解説します。エコーチェンバーとは、自分と同じ意見ばかりが返ってきて、反対意見が届かなくなる状態のことです。SNSではアルゴリズムが好みの情報を優先して表示するため、気づけば周りは自分と同じ考えの人ばかりになってしまいます。

ライちゃんが言ったように、これは“生まれる理由”を誰も教えてくれないため、気づきにくい問題です。

ライちゃん：「師匠、聖徳太子って、一度に十人の話を聞けたって言われてますよね？」

師匠：「物理的に同時に理解したかはわからないけど、象徴的にはとても大事なことだよ。」

聖徳太子は飛鳥時代の政治家で、国の秩序を作るために、さまざまな人の意見に耳を傾けました。つまりこの伝説は、どんな人の声も否定せず、異なる価値観をまとめる力を象徴しています。現代のSNS社会においても、この姿勢はとても重要です。

ライちゃん：「毘沙門天って“多聞天”とも言われるけど、どういう意味ですか？」

師匠：「いい質問だ、ライちゃん。」

多聞天とは、あらゆる声をよく聞く者を意味します。遠くの声、弱い声、小さな声も逃さず受け取る守護神です。

要するに、聖徳太子：十の声を聞く賢者 多聞天：あらゆる声を聞く神 この二人は、“声を聞く力の象徴”なのです。

ライちゃん：「SNSは怖い場所に感じることもあります。知らない考えに触れるのが怖いのは、自分が否定されたり、価値が揺れるかもという不安のせいです。」

師匠：「だからこそ、聖徳太子や多聞天のように、たくさんの声に立っても折れない心が必要なんだ。」

このテーマをもとに、私たちは歌を作ることにしました。違う声を受け止める力こそ、現代を生き抜く鍵なのです。

私は思うのですが、古来の日本は本来、多民族国家でした。だからこそ、争いや排除ではなく、さまざまな意見や思想を統合し、和としてまとめる文化が育まれたのだと思います。

聖徳太子や多聞天の「声を聞く力」は、単なる個人の賢さや神秘性ではなく、多様な存在を受け入れ、調和を作り出す日本的な思想の象徴でもあります。この「聞く」という考え方は、現代においても愛と調和の源として生き続けています。

そして最後に、読者のあなたにも問いかけたいです。

「もし自分の周りの異なる意見や声に、ほんの少しでも耳を傾けたら、世界はどんなふうに変わるだろう？」

小さな一歩かもしれません。でも、その一歩が、愛と調和に満ちた未来への道しるべになるのです。

ライちゃんと師匠の対話から学んだこと：

このブログが、あなたが少しでも「聞く力」を意識するきっかけになれば嬉しいです=^_^=